はばたんの翼

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ドーブルを使ったパオジアンのC0厳選

こんにちは、はばたんと申す者です。

今回は、DLC第2弾でドーブルが解禁されたということで、ドーブルを使ったパオジアンのC0厳選を紹介したいと思います。

 

その前に、従来のパオジアンのC0厳選方法についてYouTubeでワナchさんが動画を挙げてましたのでどうぞご覧ください。

実は必須級!?持ってないとヤバい「C0パオジアン」を超効率的に厳選する天才的方法を解説! - YouTube

 

先に申しておきますと、今回考えた厳選方法は、従来のものと方法・原理はほとんど同じで、使うポケモンの準備が面倒くさい分、確実性が少し上がるといった程度のものです。なので、基本的にはワナchさんの動画の方が分かりやすいと思います。

 

また、C0厳選は捕まえるボールにこだわらなければ、マスターボールで捕まえてC0個体が出るまでリセットするのが一番手っ取り早い厳選方法だと思います。

C0厳選かつ捕まえるボールにこだわりたい人は、この記事の方法を是非参考にしてみてください。

 

記事の分量が多くなってしまいましたが、準備するポケモンと厳選手順の項目だけ見れば、十分に厳選できると思います。

C0厳選の意義や厳選方法の原理などを知りたい方は、他の項目も見て頂ければ幸いです。

1.パオジアンにおけるC0厳選の意義

パオジアンをC0厳選した方がいい主な理由は、テラバーストという技の仕様と特性にある。

ラスタル状態のテラバーストの仕様は(非テラス時は特殊技)

(1)ランク補正と実数値を考慮して 、A ≦ C の時、特殊技

 

(2)ランク補正と実数値を考慮して、A> C の時、攻撃技

となります。通常のポケモンならば、火力が高くなるように攻撃技と特殊技を切り替えてくれるので基本的にCの個体値を下げる必要はないだろう。(なんなら高い方がいいかも)

 

しかし、パオジアンは特性『わざわいのつるぎ』によって、相手のBを3/4倍に下げて攻撃でき、この特性はテラバーストの攻撃と特殊の判定には影響しない。

従って、特性を考慮したらほとんどの場合でテラバーストは攻撃技として撃った方が火力は高くなります。そのためにはCの個体値は出来る限り下げておくべきである。

 

具体的な場面だと、陽気A252振りでA実数値172のパオジアンが、あまえるや威嚇などで、攻撃ランクが2段階下がっている状態で、C個体値が0or1でC実数値85の場合、

A=172÷2=86>C=85 よりテラバーストは攻撃技になり特性の影響を受ける。

逆に、C個体値が2以上だとA ≦ C になりテラバーストは特殊技になってしまう。

 

結論、パオジアンにテラバーストを覚えさせる場合、C0厳選をするべき。

逆に、テラバーストを覚えさせるつもりがないならC0厳選しなくていい。

 

2.準備するポケモン

(a)フワライド`ウイのみ

『ちからをすいとる』と『なげつける』を覚えているポケモンであれば何でもいいが、パオジアンに対する耐久性能や個体の準備の楽さを考えると、フワライドが望ましい。

 

C0厳選を潤滑に行うためにおきみやげも覚えさせておくこと。

 

ちからをすいとるは、回復量から相手のAの実数値を知るために使う。

 

なげつけるは、ウイのみをなげつけることでパオジアンの性格がCに下降補正がかかっているかどうかを調べることが出来る。ウイのみをなげつけて混乱すれば、Cに下降補正がかかった性格である。

 

ちからをすいとるでの回復量が分かるように、フワライドのHPを183以上削れている状態にしておく。また、回復量が分かりやすくなるようにHPの下1桁は0にしておくのがおすすめ。画像のフワライドの場合は、野生ポケモンおきみやげをしてげんきのかけらを使えば、下1桁が0になる。

(b)ドーブル@かえんだま 5体

性格は全てミントでひかえめに、個体値はVにしておき、画像のような努力値振りを行うこと。

NNも画像のように個体の違いが分かりやすくなるようにつけておくこと。

技は、5体とも『パワーシェア』と『テラバースト』をスケッチで覚えさせておく。また、5体のうち最低1体は、『キノコのほうし』と『みねうち』も覚えさせておく。

 

この厳選方法において準備が面倒くさい点が、技をスケッチさせていくことである。

スケッチは、ブルーベリー学園の野良トレーナーとのダブルバトルで行う(トレーナー全員と戦ったならば、リーグ部で四天王やシアノ先生と)。パワーシェアテラバーストを覚えたラティアスフーパをスケッチするのがおすすめ。

キノコのほうしみねうちドーブル5体ともにスケッチさせるのが理想的ではあるが、スケッチの作業が面倒くさすぎたので、1体だけにした。捕獲要員の役割も担っているので、最低1体には覚えさせておくこと。

 

3.C0厳選の方法・原理

現状、ポケモンのCの実数値を直接的に確認できる技は存在しない。

 

そこでポケモンのCの個体値を間接的に調べるために、『パワーシェア』と『テラバースト』という技を利用する。

 

パワーシェアとは、自分と相手ポケモンのA実数値を足して2で割った値(小数点以下切り捨て)をそれぞれの新たなA実数値にし、また同様にCの実数値も足して2で割った値(小数点以下切り捨て)を新たなC実数値にする、といった技である。(特性やステータスのランク補正は考慮しない。)

要するに、自分と相手の攻撃と特攻の実数値をそれぞれ均等化する技である。

 

パワーシェアで攻撃と特攻の実数値を均等化した状態で撃ったテラバーストのダメージでC0 or 1かどうかを判断する。今回用意したドーブルの個体は、パオジアンのC個体値が0 or 1の場合のみ、テラバーストが攻撃技として撃たれるように調整されている。

 

テラバーストが特殊技として撃たれると、パオジアンに大ダメージが入る。

かえんだまを持つことで、テラバーストが攻撃技として撃たれた時、ダメージがあまり入らないようになっている。このダメージの大小でC個体値が0 or 1かそうでないかを判断できる仕組みになっている。

 

このような厳選方法の都合上、A個体値がV、つまりA実数値が150,167,183

のいずれかであることを前提として進める。そのためにあらかじめちからをすいとるでパオジアンのA実数値を確認してから厳選を行う。

 

また、Cに下降補正がかかった性格かどうかも知る必要がある。そのためにウイのみを投げつけて判断する。

 

今回のドーブルを使った方法はC0判定要員に5匹使えるので、従来よりもより多くの性格のパターンに対応できる。これによって少し確実性が上がる。

 

 

4.C0厳選の手順

①ちからをすいとるの回復量を確認する

ちからをすいとるの回復量が150,167,183のいずれかであることを確認する。

いずれかでなければこの時点でリセットする。

 

②なげつけるをして、混乱するかを確認する

ウイのみをなげつけて混乱すれば、Cに下降補正がかかっている。

混乱しなければ、Cに対して無補正として進める。

 

③おきみやげで退場し、状況に応じたドーブルに交代する

①②の結果に応じて、次のように交代するドーブルを選択する。

 

混乱せず、回復量167→画像1枚目のドーブル(NNむほせい)

混乱せず、回復量183→画像2枚目のドーブル(NNこうげき↑)

混乱せず、回復量150→画像3枚目のドーブル(NNこうげき↓)

混乱して、回復量167→画像4枚目のドーブル(NNこんらん)

混乱して、回復量183→画像5枚目のドーブル(NNこんらん↑)

 

④パワーシェアをする

このターンに、かえんだまが発動する。

 

⑤テラスタルを切ってテラバーストを撃ち、ダメージを確認する

テラバーストが特殊技として撃たれた場合、パオジアンはHPの7割以上のダメージを受けるかひんしになる。大ダメージを与えた場合は、リセットしましょう。

 

テラバーストが攻撃技として撃たれた場合、下の画像のようにダメージが小さくなる。

このような場合は、基本的にC0個体となるので、捕獲の手順に進める。

 

⑥みねうちとキノコのほうしで捕獲する

パオジアンの4つの技の合計PPが40なので、捕獲率の低いオシャボで捕まえる時は、PPが切れないように気を付けること。

 

⑦最後に、捕まえたポケモンの能力の確認をする

基本的に問題はないと思うが、念のために実数値を見て、C0 or 1 の個体値であるかを確認すること。

 

C無補正の性格の場合→C実数値が113

C下降補正の性格の場合→C実数値103

 

5.厳選の確率・方法の欠陥 

このような厳選方法の都合上、考慮していないパターンがいくつか存在する。

 

1つ目のパターンは、A個体値がV以外の場合である。

A個体値がV以外の場合は、リセットしているが、A個体値がV以外の場合でもC0 or 1である可能性はある。今回の厳選方法ではこのようなパターンは考慮できていない。

 

考慮していない2つ目のパターンは、Cに上昇補正がかかった性格の場合である。

これは、Cに上昇補正がかかった性格の場合、個体値の判定が少しややこしくなるので考慮から外している。

 

これらのパターンを考慮できないので、実際にC0 or 1の個体が出現しても約2分の1くらいの確率で逃がしてしまうことになる。

C0 or 1が出現する確率が32分の1なので、この厳選方法を使ってC0 or 1を捕まえれる確率はその半分の64分の1でしか捕まえることができません。(逆に言うと、64回くらい繰り返せば捕まえられる)

6.さいごに

これらの準備や確率を考えると、マスターボールで捕まえてその都度、能力値を確認していくC0厳選方法の方がやはり効率的ではあります。(ランクマッチにおいては、マスターボール個体はテラバーストを持っていると考えてもいいかもしれないです笑)

 

マスターボール以外で捕まえたい人は、この厳選方法に頼るのが比較的効率的であるので、おすすめです。

 

ここまでとても長い文章に付き合ってくださりありがとうございました。

何か手順の説明や記事の内容で質問がございましたら、是非お願い致します。

 

 

はばたん

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